僕は最近漫画SPY×FAMILYを読んでいますが、国とは何か、外交とは何か、いろいろと考えさせられています。
スパイや殺し屋、超能力者が活躍する背景には、東の国と西の国の対立があります。冷戦状態の中、二度と戦争を起こさず和平の道を模索する陣営の活躍が描写の中心ですが、それと反対の立場の者たちも多数登場します。それぞれに背負うものがあり、国という大きな存在も、多くの人たちの営みの上に成り立っていることを考えずにはいられません。
作中のある人物のセリフ「楽して答えを得ようとするな。自分の頭で考え続けろ」はとても深い言葉です。現在の日本は世界的にみて平和な国ですが、それでも身の回りにはたくさんの危険や嘘や悪意が存在しています。自身の頭でしっかりと考えて行動すること、いつの時代でも重要な教訓の一つだと思います。
シリアスなシーンのみならずほのぼのとしたシーンがあり、ギャグ要素がところどころに散りばめられていることも、SPY×FAMILYの魅力の一つだと思います。作品の結末がどこへ向かうのか、続きがとても気になる漫画です。
