妻依存男性のブログ

30代会社員。妻・旅行・ゲーム・腕時計が好き

2024年4月シャドールデッキの構築と所感【遊戯王デュエルリンクス】

前半では2024年4月のKCカップにおける各デッキに対する考え方やプレイング、僕の所感を、後半ではスキル規制緩和後の2024年4月のシャドールデッキの構築と所感を書きます。(2024年5月からは、4月までのシャドールデッキでは厳しいと考えていて、構築を変えています。)

〜2024年4月KCカップ

使用構築

f:id:kirashine:20240503203736j:image

対戦数が5回以上の主要デッキ(TG、青眼、不知火、アンデアイズ、ギャラクシー、閃刀姫、魔妖)と、個人的にピックアップしたその他デッキに対する考え方を以下に書きます。

  • TG

シャドールデッキの構築で最も意識した相手といえるでしょう。TGの先行盤面は、「TGハルバードキャノン」+「虹色の宣告者」。ハルバードキャノンが召喚を無効にしてくるので、召喚に依存するデッキは潰されますが、リバースモンスターや「影衣融合」を有するシャドールはモンスターセットや融合召喚で戦えるので、互角以上に渡り合えます。

後攻時、影衣融合や融合魔法が発動できる状態であれば発動し、虹色の宣告者が止めてくればリバースモンスターと罠をセットし、(幸運にも止めてこなければ「エルシャドールミドラーシュ」を出して攻撃し、)相手ターンをリバース効果と罠でしのぎましょう。破壊しても墓地から後続を蘇生してくるハルバードキャノンは、「大捕り物」か「シャドールドラゴン」のリバース効果で処理することを目指します。

こちらが先行の場合、融合できれば割とイージーゲームになりますが、融合できない場合はリバース効果モンスターと罠で相手の展開を妨害します。TGの下級モンスターは数が多くて妨害の効果が薄いので、基本的にはシンクロ後のモンスターを狙います。展開の途中で出てくる虹色の宣告者は、最終的にシンクロ素材にされていなくなるので、最後まで無視するのが安定です。

KCカップでの対TG戦の勝率は体感7割、意識して構築した成果が出ました。エフェクトヴェーラーは「TGスターガーディアン」、次点で「TGスクリューサーペント」に打ちましょう。

  • 青眼

青眼に対して明確に有利となるのは、影依融合でデッキのモンスターを使って融合できた場合か、先行で「エルシャドールネフィリム」を出して「影依の偽典」を構えられた場合に限られ、多くの場合は互角〜不利になります。「白き霊龍」や「青眼の亜白龍」の除去効果が辛いことに加えて、通常召喚された「青眼の白龍」もネフィリムで戦闘破壊•効果破壊できないため突破が難しいです。また、5000打点の「究極竜騎士」をポンと出せるデッキなので、攻撃力の低いモンスターを棒立ちさせるリスクが高いです。

対青眼戦の勝率は5割です。KCカップ前半は勝率が良く、後半になって負けることが増えた相手です。その2つの理由は、後半はやはりレベルの高い青眼デュエリストと対戦するようになったことと、シャドールデッキの構築を変えたことです。KCカップ前半はシャドールドラゴンと「堕ち影の蠢き」を3枚ずつ入れ、相手ターンにリバース効果を活用しつつ積極的に魔法•罠を破壊する構築としていて、特に相手の強力な魔法•罠を発動させずに破壊していたことが効果的でした。(構築を変えた理由は前の記事で述べた通り、初手で融合できないと厳しいことが多かったためです。)エフェクトヴェーラーの有効な打ちどころが少ない相手ですが、白き霊龍に打ちたいところです。

  • 不知火、アンデアイズ

結論、先行でブン回った不知火やアンデアイズにはほぼ勝てません。こちらのデッキは妨害を罠カードに頼る構築になっていますが、相手の墓地に「炎神-不知火」が蘇生できる状態でスタンバイしていると、こちらのエンドフェイズに伏せカードをすべて割られて、次ターンの展開を止められなくなります。先行でしっかり妨害盤面を敷くか、相手の展開が不十分なところに影依融合や超融合で切り込んでいくことで勝ちをもぎ取るしかなく、融合できない初手だと多くの場合負けてしまう相手でした。

対不知火、対アンデアイズ戦の勝率は3〜4割といったところでしょうか。エフェクトヴェーラーは「不知火の武部」や「堕ち武者」、「ユニゾンビ」といった初動に打ち、ブン回されないことを祈ります。また、対不知火では「不知火流輪廻の陣」があるとダメージを与えられない+アドバンテージを稼がれ続けるので、無理をしてでも早めに割りましょう。

勝率は5割程度です。相手の盤面を影依融合や超融合で崩したり、相手の展開をミドラーシュや影依の偽典で妨害したりすることで勝利を目指します。ギャラクシーモンスターは打点が高いので、エクシーズ召喚やリンク召喚せずに上級モンスターを並べられると処理しきれず苦しいです。「セイクリッドプレアデス」を出されてしまうとこちらの融合モンスターや罠をバウンスされてほぼ負けなので、エフェクトヴェーラーやその他妨害は「銀河戦士」に打つことが多いです。

  • 閃刀姫

勝率9割以上、シャドールデッキにとって超有利な相手です。プレイングで気をつけることは、影依融合を手札に加えること、それだけです。閃刀姫はデッキの性質上、必ずリンク召喚をしてきます。それまでにいくらアドバンテージを稼がれていても、影依融合によるデッキ融合で毎ターンアドバンテージを取り返すことができるので、リソース勝負には負けません。デッキ融合によるアドバンテージを使って、「閃刀機関マルチロール」によるアドバンテージ稼ぎや、「閃光機ウィドウアンカー」「閃刀機シャークキャノン」等の魔法連打•連続リンク召喚からのワンキルを妨害しましょう。エフェクトヴェーラーは「閃刀姫カガリ」に打ちます。

  • 魔妖

勝率は1〜2割、最も対戦したくないデッキです。魔妖の展開を通されたらアウトです。こちらの展開後でも、相手に一度展開を許したら負けるので、妨害は相手の初動カードに打ちます。シャドールが魔妖を苦手とする理由は、以下のように分析しています。①レベル7以上の魔妖シンクロモンスターの打点が高く、かつ光属性ではない。また、魔妖シンクロモンスターを戦闘•効果破壊しても後続が出てくる。②フリーチェーンで魔妖シンクロモンスターを蘇生して、こちらの主要モンスターや魔法•罠を破壊してくる。③墓地からの蘇生が魔妖のテーマであるため、デッキ融合を狙える機会が限られる。デッキ融合を1回通したくらいでは容易に返されてしまいます。

  • 天威

エースモンスターである「天威の鬼神」は超融合や影依の偽典で除去でき、相手の展開はミドラーシュで止まるので有利な相手です。リバース効果や大捕り物のような妨害は、基本的に「天威の龍仙女」やレベル8シンクロモンスターの素材に打ちます。

  • 呪眼

相性は五分五分だと思います。「セレンの呪眼」の耐性付与は強固ですが、超融合や影依の偽典ならセレンの呪眼を装備したモンスターを直接除去できる他、シャドールドラゴンでセレンの呪眼を破壊することで突破が狙えます。一方、呪眼装備魔法による攻撃力上昇効果で打点が高くなるデッキなので、ワンキルされないように気をつけてプレイしないといけません。

  • ペンデュラムデッキ

オッドアイズ魔術師や魔界劇団といったペンデュラムテーマは有利な相手です。ミドラーシュで相手の展開を妨害し速攻を通すか、相手のペンデュラムスケールを破壊して持久戦に持ち込むか、状況に応じて戦法を変えましょう。ペンデュラム召喚を無効にし破壊する「エルシャドールエグリスタ」が活躍できる相手の1つです。

  • 月光

「深淵に潜む者」でこちらの展開を妨害され、「月光彩雛」と「月光舞獅子姫」でバトルフェイズ中の効果を封じられた上でワンキルされるので、苦手な相手です。「月光虎」、シャドールにもください。

  • ドーハスーラ軸アンデッド

ドーハスーラを除去した上で、フィールド魔法を割ってドーハスーラを墓地から復活できないようにしないと負けます。魔法•罠による除去とシャドールドラゴンをうまく使いましょう。勝率は5割を切るくらい、やや不利な相手と思っています。

  • シャドール

トータルで7回ほど戦っていると思いますが、まだ1度もシャドールミラーで負けたことがありません。シャドールミラーで意識したいことは次の2つです。①序盤は融合召喚やリンク召喚をせず、相手にデッキ融合させない。その上で影依融合を手札に持っておくことを意識し、相手より先にデッキ融合することを目指します。②影依融合や影依の偽典による融合召喚の打ち合いになる中盤以降、ネフィリムを盤面に残すことを意識する。シャドールは相手のネフィリムを除去し続ける方法がないので、「影光の聖選士」にアクセスして墓地からネフィリムを蘇生できる状態を整えましょう。

(主要デッキでいえば、通常召喚された青眼の白龍や、墓地に不知火モンスターのある状態の炎神-不知火はネフィリムを戦闘破壊し続けることができ、「巨骸竜フェルグラント」はネフィリムを除外して再利用不可にできます)

 

〜スキル強化後の2024年4月〜

使用構築

f:id:kirashine:20240505133137j:image

新仕様のスキルによって「影霊の翼ウェンディ」や「シャドールヘッジホッグ」を初動にすることができるようになり、ウェンディとヘッジホッグを3枚、影光の聖選士を2枚、エクストラデッキに「シャドールネフィリム」を1枚入れています。

大捕り物から「天狼雪獄」に変更できたのもスキルの仕様変更のおかげです。天狼雪獄は墓地リソースを活用する多くの環境デッキに対して非常に有効な罠で、これを引けている時の安心感は想像以上でした。今回記事に取り上げたデッキすべてに有効なカードなので、現環境で採用しない理由はないと思っています。

また、自分が先行の時の動きを強くしたいこと、TGが数を減らしていることから「結晶の大賢者サンドリヨン」を2枚に増やし、エフェクトヴェーラーを不採用としています。展開重視で炎属性モンスターをデッキに入れなくなり、代わりに「トロイメアユニコーン」を入れています。

事前の予想通り、環境トップクラスのデッキパワーになっています。初手で融合召喚できない確率が激減し、展開スピードが早くなったことで対青眼や対不知火、対アンデアイズの勝率が上がりました。が、対魔妖は相変わらず不利なままです。。

 

これまで以上にシャドールを使用するデュエリストが増えると思うので、その一助になれば幸いです。