妻依存男性のブログ

30代会社員。妻・旅行・ゲーム・腕時計が好き

Yu-Gi-Oh! World Championship 2024 デュエルリンクスの部 予選②

前回の記事の続きです。

Yu-Gi-Oh! World Championship 2024 デュエルリンクスの部 予選① - 妻依存男性のブログ

2.2.シャドール 2日目〜最終日

2日目の後半からは、少しカードを入れ替えた構築を使用していました。

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out → in

エフェクト•ヴェーラー → 天狼雪獄

トロイメア•ユニコーン → マスターフレア•ヒュペリオン

2日目は代行天使が減り、代行天使に強いヴァレットや「死霊王ドーハスーラ」軸アンデッドが増えた他、シャドールの使用者も増えたように思います。

天狼雪獄はフィールドと墓地のカードを1枚ずつ除去できるカードで、ヴァレットやドーハスーラ軸アンデッドに特に刺さるので、2枚目を投入したいと考えました。代行天使が減ったこともあり、手札誘発カードを1枚削って投入することを決めました。先行を取った代行天使や幻影騎士団が詰み盤面を構築することを確実に防ぐことができ、「混源龍レヴィオニア」や「デュアルウィール•ドラゴン」の活用を妨害できる「アーティファクト•ロンギヌス」を残し、「エフェクト•ヴェーラー」を減らすこととしました。

また、エクストラデッキに「マスターフレア•ヒュペリオン」を採用したのは、先行盤面構築後のシャドールの動きを強くするためです。具体的には、先行盤面に「シャドール•ファルコン」とシャドール罠カードを置いて、ファルコンと「エルシャドール•ネフィリム」(あるいは影依の偽典)が残った状態でターンが渡ってきたケースです。

シャドールモンスター(リザードorウェンディorファルコンのいずれか)+光属性モンスター+融合魔法 から以下の盤面を構築できます。(フィールドのカード+手札の罠2枚です。ウェンディと「影依融合」は無視してください)

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ファルコンとネフィリムが揃う盤面でターンが返ってきた場合、例えば以下のような盤面であれば、ファルコンを反転召喚してネフィリムとシンクロし、マスターフレアを出しつつ墓地のシャドール魔法•罠を回収できます。

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マスターフレアは、3000を超える打点と相手の効果発動に反応してカードを1枚除外する効果を持ち、シャドールや青眼のような罠を構えるデッキに対して強く出ることができます。直接攻撃できないネフィリムを素材にこのカードをシンクロ召喚すれば、相手のライフを削るスピードも向上します。実際に僕はこのエリア代表決定戦で、シャドール使いの上位プレイヤーにこのカードをシンクロ召喚されて敗北しています。

この構築のシャドールを使っている時に、最高瞬間順位26位を記録しています。
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2.3.シャドール 最終日

2日目後半から最終日は、圧倒的にヴァレットデッキがトップシェアでした。「ドラゴン目覚めの旋律」を入れレヴィオニアや「オッドアイズ•アドバンス•ドラゴン」を採用したタイプだけでなく、高レベルの闇属性ドラゴン族モンスターの代わりに各種ヴァレットモンスターを採用したタイプのヴァレットデッキもよく見かけました。レヴィオニア入りに比べて爆発力は劣りますが、ロンギヌスを打たれても影響を受けづらく、ヴァレットモンスターのエンドフェイズのリクルートが途切れないので継戦能力が高いのが特徴で、「月の書」や「大捕り物」といった汎用魔法•罠カードを多めに採用していたように思います。

ロンギヌスが効きにくいヴァレットデッキが増えたこと、代行天使がさらに減ってヴァレットやドーハスーラ軸アンデッド、シャドールの割合が増えたことで、最終日にもデッキ構築を見直しました。

最終日に使用したデッキ構築です。(驚いたことに、このデッキがデュエルリンクス運営が出しているデッキレシピに掲載されていました!嬉しいです!)

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out → in

アーティファクト•ロンギヌス3枚、天狼雪獄1枚 → 超融合1枚

マスターフレア•ヒュペリオン → ヴァレルロード•F•ドラゴン

ロンギヌスをすべて抜いたことで、メインデッキのモンスターがシャドール•魔法使い族モンスターで統一され、スキル「影を紡ぐ力」の②が使用できるようになっています。この効果でデッキ•エクストラデッキに戻すのは主に「エルシャドール•ミドラーシュ」です。一度召喚したミドラーシュを相手に除去されたり融合素材•リンク素材にしたり後、こちらが展開して盤面を巻き返し、スキル効果で戻したミドラーシュを出し直すことで相手の展開を妨害します。また、影依の偽典でミドラーシュを召喚し直し、相手の闇属性モンスターを除去することもよくあります。ただ、ロンギヌスを抜いたことで代行天使に先行を取られた際に詰み盤面を作られ、蹂躙される可能性が高まりました。勝率100%のデッキなんて作れないので、ボコボコにされるデュエルもある、と気持ちを切り替えることが大切ですね。

超融合は先行1ターン目において死に札で、代行天使に対して効果の薄いカードですが、ヴァレットやシャドールに対しては非常に有効なカードであるため採用しました。対ヴァレットでは相手の闇属性ドラゴン族モンスターを素材に、超融合と合わせて採用したF•ドラゴンを融合召喚し、対シャドールでは相手のモンスターを素材にこちらのシャドール融合モンスターを融合召喚します。超融合を引けている時の対ヴァレットの勝率は8割超えと高かったです。

 

主要デッキと対戦する時の考え方、総括については、次の記事で書こうと思います。

Yu-Gi-Oh! World Championship 2024 デュエルリンクスの部 予選③ - 妻依存男性のブログ